夏に

『平成最後の夏』

８月も終わろうというころにそんなタイトルの記事を読んで慌てる。

そうです。もうこれで最後です。もう戻ってこないのです。

平成の夏。何をしようか、やり残したことは。

我ながら自分の頭の悪さが嫌になる。

踊らされて、まあ滑稽だこと。

声を上げて笑ってしまうほど。

今年だけですか、特別なのは。

最後で、戻ってこなくて、特別。

いつだってそうだったのに。何を急に慌て始めたのか。

甲子園、１００回記念の大会だって、何が特別なことがある。

９７回、９８回、９９回と同じように、今年もジリジリとした真剣勝負。

土の上に落ちていった汗も猛暑を震わせた声援も

どの夏とも等しく素晴らしい大会でした。